これまで初心者の方向けに、変数についてや変数の簡単な使い方についていくつかご説明させていただきました。
今回は、Power Automate Desktopにおける変数のシンプルなデータ型【テキスト値】【数値】【ブーリアン値】の3つについてご説明させていただきます。
私が開発していた環境では、特にこのデータ型について知らなくても業務をどんどん自動化する事が出来ました。
ですので、今回も特に読んでいただく必要はありませんが(笑)知識として少しずつ吸収して頂けたら、更にRPAやプログラミングの世界への理解が深まりますので、暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです。
説明に入る前に
変数についてはいくつか記事にしていますので、見やすいよう一覧にまとめています。
もし初心者の方でいきなりこのページへ来てしまった場合はこちらから先にご覧ください
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変数のデータ型とは?
データ型とはプログラミングの世界で使われる概念で、コンピューターに「これはどのような種類の情報」と教えるための手段です。
正しいデータ型を使うことで、コンピューターは情報を適切に扱ったり、計算したりすることができます。
- メモリの使用: データはコンピューターのメモリ(記憶領域)に保存されます。データ型によって、そのデータがどれだけのメモリを使用するかが決まります。例えば、大きな数値を保存するためには、多くのメモリが必要になります。
- 操作と計算: データ型によって、データをどのように操作・計算するかが変わります。数値同士の計算や文字列の結合、比較など、データ型に合わせた操作が行われます。
変数を作成する際に、その変数のデータ型を指定する必要があります。
一度データ型が設定された変数には、そのデータ型に合った値だけが設定できます(同じ変数に異なるデータ型を設定することはできません。)
私たちも日常生活でデータ型を使っています。例えば、電話番号は数値のデータ型で、名前はテキストのデータ型です。
テキスト値
テキスト値は、文字や言葉で表現される情報です。テキスト情報を変数へ格納する事により、必要なときに表示したり操作する事が可能です。
変数を使うことで、同じテキスト情報を繰り返し使ったり、複雑な操作を行ったりするのが簡単になります。
例えば、メールの本文を作成する際に、変数にテキストを入れておいて、それをメールに挿入することができます。
画像は、取得したdatatimeをテキストに変換して、メールへ添付しています。
詳しくはこちらの記事でご説明しています。
これまでPower Automate Desktopの基本操作や簡単なアクション、変数についてご説明させていただきました。今回は、Power Automate Desktop アクション【テキスト】の中にある【datetimeをテ[…]
数値
数値とは、私たちが普段使う数字のことです。年齢やお金の金額、温度など、数値として表現できるものはたくさんあります。
数値型の変数は、これらの数字をフローで扱うための特別な「箱」のようなものです。
変数に数値を入れておくと、それを使ってさまざまな計算や操作を行うことができます。たとえば、数値同士の足し算や引き算、大きな数値の比較などです。
画像の値は【8+9×8】を指定して、変数の最終的な値には【80】が格納されています。
ブーリアン値
ブーリアン値とは、真(True)か偽(False)の2つの値を持つデータ型です。これは、YesかNo、オンかオフ、1か0のような状態を表すために使われます。
このブーリアン値を使うことで、自動化のフローの中で特定の条件が成り立っているかどうかを判断したり、特定の動作をトリガーしたりすることができます。
例えば、特定のファイルが存在するかどうかをチェックして、存在する場合には処理を実行する、といったことができます。
画像の変数は【NewVer2 = 20】を設定しました。
NewVer2の値は【80】でイコールではない為、NewVer3の値は【False】となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、Power Automate Desktopにおける変数のシンプルなデータ型【テキスト値】【数値】【ブーリアン値】の3つについてご説明させていただきました。
ご質問やご不明な点等ございましたら、お気軽にちょこれいとまでお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。